心の中の遠い旅路。

アクセスカウンタ

zoom RSS 小さなお店をめぐる冒険。

<<   作成日時 : 2016/10/05 16:23  

ナイス ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

画像















ほんの個人の小さなお店に入るということは、少し大げさに言えば、ちよっとした冒険を伴うことがある。その店がたまらなくオンボロで、清潔感の全くないお店であれはせあるほど。そしてこういう店は両極端なことが多い。つまりたまらなくうまい店か、潰れないのが不思議な程、とんでもない店か。


 沖縄に通い始めてかれこれ5年以上になるけれど、以前から少しばかり気になっているお店が、那覇のとある一角あった。
 店の前の薄汚れた看板には魯肉飯や小菜や台湾おにぎりなど、台湾料理のメニューが書かれている。その日の旅の締めくくりに、ちょっとそこで魯肉飯と一杯のビールでも飲んで帰ろうと思いつつ、前を通ってもいつも開いている気配がなかった。
 そんな先日、一年と少しぶりに那覇を訪れて、宿の近くの喫茶店でモーニングを食べ、バスに乗るべく那覇の小道を歩いていると、その店をたまたま通りかかった。すると、その店は開いていた。どうやらこの店は朝から夕方まで開いているらしい。
 翌朝、僕はさっそくその店に向かった。
 誰もいないお店は開店したばかりの様子で、「いいですか?」と声をかけて、そのボロボロの店に思い切って入る。
 カウンター席5席ほどの小さな店内。
 カウンターの中には親子らしき店員ふたり。
 さて、なにを食べようかと思案する。
 メニューは丁寧にラミネート加工されているけれど、もう剥がれてしまっていてボロボロ。文字が所々滲んでいて読めない。
 食べてみたかった魯肉飯(台湾のそぼろ飯のようなもの)を注文すると、開店早々売り切れだという(笑)
 ならば、やはり朝にはお粥と思い、注文する。
 塩タマゴや油条(揚げパンの一種)などどうですか?と女将さんが勧めてくるので、それらも加えてもらう。
 そして青菜炒めも追加する。
 すると「中身は入れますか?」と女将さんが訊いてくる。
 「お願いします」
 調理の様子を覗っていると、注文をしてから野菜なんかを冷蔵庫から取りだし、まな板の上でコンコンと、娘らしきが切り始めた。その様子を眺めていた女将さんが手を貸して教えている様子。どうやら娘さんはまだまだ修行中の身らしい。

画像



 やがて出来がったお粥はなかなかの旨そうな感じ。
 食べようとすると、娘が「すいません、入れ忘れました」と細かく切ったセロリを慌てて載せてくれた。
 さっそく食べてみると、味は絶品。
 少し熱くて食べるのに時間がかかるけれど、いかにも台湾の本場の味だった。
 お粥が熱いので、少しずつ食べている間、青菜炒めの調理している様子を眺める。材料を切り、それを女将さんがフライパンで手際よく炒め、青菜炒めができた。娘さんが皿の汁を零さないように、その青菜炒めの載った皿を凝視しながら、そろりそろりとカウンターに運んできた。娘さんはまだお客に愛想を振りまいたり喋ったりする余裕が全くない感じ。無事に置くとすぐさま次の料理にとりかかる。そんな様子を女将さんは見守っている様子だった。
 青菜炒めを食べてみる

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
ナイス

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
小さなお店をめぐる冒険。 心の中の遠い旅路。/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる